印象派の花 アートフレーム

今では普通にスケッチブックやキャンパスを持って屋外で絵を描きますが、それを普通にしたのが『印象派』と呼ばれる画家たちです。
刻々と変わる光や風景を感じたままの色を使い、軽快なタッチで描く作風は現在でもとても人気があります。

そんな色彩富かな印象派を代表する3枚の絵画をモチーフにフラワーフレームを作ってみました。

 

 

印象派の花

  1. 『ジャンヌ・サマリーの肖像』ルノアール
  2. 『睡蓮』モネ
  3. 『青い踊り子達』ドガ
  4. メイキング動画

 

1.『ジャンヌ・サマリーの肖像』ルノアール

言わずと知れた印象派の巨匠、ピエール=オーギュスト・ルノワール。
彼が描く女性達はは淡い優しい色彩で生命力に溢れていて、こちらも幸せを感じてしまいます。
その中でもエルミタージュ美術館所蔵の『ジャンヌ・サマリーの肖像』は、
別名「夢想」と呼ばれ、ジャンヌの愛らしい笑顔に思わずこちらもほほえんでしまう1枚です。
全体に淡い色合いですが、背景のピンクとドレスのブルーは補色と言われる関係でお互いの色を引き立てる効果があります。

なので淡い色彩ですが華やかに感じ、ジャンヌの笑顔をより際立たせていますよね。

そんなジャンヌの見ているだけで幸せになる笑顔をイメージした配色の花にしました。

 

2.『睡蓮』モネ

印象派の中でも、特に屋外で作品を描いていたオルカル=クロード・モネ
『睡蓮』はそのモネの代表作で、自宅に睡蓮の咲く「水の庭」をつくり、生涯に200点以上描いたと言われている画題です。
初期の作品は「水の庭」の睡蓮の池と日本風の橋を風景画として描いていましたが、
晩年になると、睡蓮をクローズアップして移り変わる光の中で刻々と色の変わる水面を描くことにより、その時の空や雲、木々のざわめき、さらには水面の下にたゆる睡蓮の根にまでを想像させる作品へと変化していきました。

数ある作品の中でも晩年の作品、国立西洋美術館に収蔵されている『睡蓮』をモチーフに、
見た印象のまま淡いピンクやパープルを配色しました。

 

3.『青い踊り子達』ドガ

先ほどのモネとは反対にほとんどの作品を屋内で描いたエドガール(エドガー)・ドガ

多くのデッサンに記録された人々の日常生活のなにげない動きを印象派らしいタッチで息づかいまで感じられる絵画に仕上げています。。
とくに踊り子は好んで選んだ画題で、楽屋や稽古場の風景や舞台での華やかな一場面をスナップ写真のように切り取っています。

オルセー美術館所蔵の『青い踊り子たち』は出番を待っているであろう青いドレスの踊り子達と
舞台と思われる背景の光、全体に曖昧な印象をうける作品です。
これは失われていく視力と戦いながらドガが記憶を頼りに一人の踊り子の舞台裾で連続した行動を
一枚の絵に描いた画期的作品と言われています。

そんなドガの記憶の色彩を曖昧な配色でつくってみました。

 

4.メイキング動画

『睡蓮』のメイキング動画です。特に難しい技法は使っていませんが、組み合わさっていく配色をご覧いただければと思います。

 

こちらの作品は手作りキットをminneです。

1時間から2時間くらい、名画の色合いを楽しみながら、ゆっくり作っていただければと思います。

3種類並べるとちょっとした、インテリアアートにもなりますよ。

是非、挑戦してみてください。