クイリングを作るには専門的な道具が必要と思っていませんか?
決してそんなことはないんですよ。
こちらのページでは、クイリングを作るための基本道具を4つ紹介しています。ページをご覧になったら、お家の中を探してみてください。きっとすぐにクイリングを作り始められますよ。
目次
では順番に見ていきましょう。
1.ペーパーを巻く道具
ペーパーを巻いて基本的な『 サークル 』や 『 スクロール 』を作るための道具です。
ペーパーが巻ければ、鉛筆でも、ストローでも、焼き鳥の串でもなんでもいいのですが、ここでは代表的な道具を3つ紹介します。1つあれば十分ですので、ご自分の用途にあったものを選んでください。
1.クイリングスロット
先端に切れ込みが入っている専用の道具。「クイリングバー」や「クイリングツール」という名前で売っているところもあります。専用の道具だけあって、これが一番作りやすいです。実際に趣味やお教室でクイリングをされる方なら一番初めに買う道具です。詳しい使い方は『サークルの作り方』をご覧ください。
デメリットとしては、中心の穴にペーパーが横切ってしまうこですが、『 サークル 』だったら、慣れれば中心が綺麗な円になりますし、『 スクロール 』でも、貼り方だったり、見せ方でカバーできるのでそんな気にする程ではないです。
700円程度で買えるので、クイリングをやってみようかなという方は買ってしまったほうが、最初につまづかずにストレスなく、楽しく始められると思いますよ。
クイリングバー(ペーパークイリング用品) こちらのお店のページには、クイリングで作る、簡単フラワーの動画もアップされています。参考になりますよ。 |
minneのShilly’sギャラリーでも販売を始めました
2.ニードル
中心の円が小さく綺麗に作れます。写真のような専用のニードルもありますが、まち針などでも代用できます。初めはあまり細い針ではなく、ある程度太い編みもの用のニードル(写真下)などの方が作りやすいと思います。
ただし、クイリングスロットと違って、慣れないと綺麗に巻くのは難しいです。それと量産しようと思ったらかなり熟練の技が必要です。もちろん全てニードルで作ってもいいのですが、実際には全てのパーツをキッチリ綺麗な円に作る必要はないので、ここぞ!というパーツのみに使うなど、使い分けた方が効率よく作品がつくれます。
正直、初心者の方におススメできる道具ではありません。
クイリングツール A.ニードルツール こちらのお店はクイリングの専用道具を多く扱っています。その他、ペーパークラフトグッツやアクセサリーパーツなどを扱うハンドメイド材料専門店です。 |
3.爪楊枝
どんなご家庭でもおそらくあるであろう、爪楊枝。
グダグダ能書きはいいから、とにかくクイリングをやってみたい!とい方におススメ。思い立ったらすぐできます。
クイリングスロットやニードルに比べたら、中心の穴がちょっと大きくなってしまいますが、全て同じ形に作ることが重要なので、全部のパーツを爪楊枝で作れば問題ありません。
ただし、こちらも量産には向きません。あくまで”お試し”の道具と思った方がいいでしょう。詳しい使い方は『 爪楊枝で作ってみよう 』をご覧ください。
2.ペーパーを巻き付けて使う道具
ペーパーを巻きつけて基本パーツ『 リング 』を作る道具です。
道具がなくても『リング』は作れるのですが、無理して使わないより、断然使った方がいいです。円柱ならなんでもOKです。2、3種類太さの違う円柱状のものを用意すると、作品の幅が広がります。
3種類、道具を紹介しますので、準備しやすいものから使ってみて、徐々に太さの違うものを増やしていけばいいと思います。
また、鉛筆にフェルトや、厚紙を巻き付けて自作もできます。詳しくは『手作りポールを作ってみよう』をご覧ください。
1.クイリングボーダーバディー
いろいろな大きさの『リング』が作れる専用の道具。
ここまで色々なサイズを作ることはほとんどあまりありませんが、こちらの道具は、四角形、三角形も作れるセットとして売っているので、1つあれば便利です。詳しい使い方は『 クイリングボーダーバディーの使い方 』をご覧ください。
Quilled Creations Border Buddy クイリングボーダーバディ こちらのお店はクイリングペーパーの種類が豊富です。その他クイリングの専用道具を多く扱っているので、どんな道具があるのか見るだけでも面白いと思いますよ。 |
2.乾電池
単1から綺麗に直径が徐々に小さくなっていくので、揃えるのが楽だと思います。実は単6まであるんですよ。ハガキサイズぐらいの作品なら、単三、単四が使いやすい太さです。安全性が心配という方は、電池の大きさをかえるアダプターを使うのがいいと思います。
3.リングポール
Shillyオリジナルの道具です。アルミ製の7cmほどのポールです。詳しくは『リングポールにつてい』をご覧ください。minneで販売中です。
3.ペーパーを貼り付ける道具
ペーパーの端を止めたり、パーツ同士をくっつけたり、台紙に貼りつけたりするときに使います。
専用の接着剤もありますが、少々お値段がはるので、木工用ボンドがおススメです。
糊はあまりおススメできません。スティック糊は時間が経つと剥がれてしまうことがあります。また、水糊やチューブのりはペーパーがふにゃふにゃになってしまうので、避けた方が無難です。
ボンドを付けるときは、少量にしましょう。付けすぎると、出来上がりが綺麗になりません。
ボンドの容器から直接つけることはしないで、左にあるような絵皿などに一度ボンドを出して、爪楊枝などで少量つけるようにしましょう。右にあるようなボンドを入れて使う専用の容器もあります。
Quilled Creations ツール ファインチップ用グルーアプリケーターボトル ボンドをそのまま移し替えると、粘度が高すぎて押し出すのが大変なことがあります。そんな時は少し水で薄めると使いやすくなります。加減を見ながら少しづつ水を加えてくださいね。 |
4.ペーパーを挟む道具
出来上がったパーツを掴んだり、ボンドを付けた部分を圧着したりするのに使います。また、台紙にパーツを貼る時にも使います。
ピンセットならなんでもいいので、ご自分の使いやすいタイプを選んでください。yu_kiは写真中央の先端が曲がっている鷲型を愛用しています。また写真左は逆作用ピンセットといって、つまむと開いて、離すと閉じるピンセットです。パーツをホールドして形をつけたり、ボンドをつけた部分を圧着するときに便利です。
ほかの3つの道具のように、ないとクイリングが作れないということはありませんが、ピンセットがないとイライラすることが多いです。楽しく作るために、是非用意してください。
タミヤ クラフトツール ツル首ピンセット 【メール便可】 手芸用品の小売大手、藤久株式会社が運営しているネット通販のお店です。クイリング用品はありませんが、ハンドメイドの材料はだいたい揃っています。 |
5.まとめ
いかがでしたか。ページ内で紹介した専用の道具でなければ、すべて100円ショップで買えます。もしかしたら、全てご家庭にある方も多いのでは。
クイリングを作ってみたくなった!という方には、このページで紹介した道具だけで作れる、初心者用クイリング作成キットをご用意しています。ご興味があれば、チェックしてみてください。